工場で働く派遣社員の時給はどれくらい?給料アップのコツについても解説!
未経験でも働ける、時間を有効に活用できるなどの理由から工場で働く派遣社員の仕事は人気があります。仕事内容はピッキング作業や、ラベル張り、組立、検品などさまざまです。時給はどれくらいなのか気になる方も多いでしょう。今回は時給と給料アップのコツについて紹介します。
工場派遣の仕事の特徴
工場派遣の仕事は、製造ラインでの作業が多いです。組立作業や、仕分け作業、ラベル張りや、検品、梱包などの仕事があります。ライン作業のほかには工場内や倉庫内にある商品や部品を伝票に沿って集めるピッキング作業や、運搬や搬入などさまざまな仕事があります。特別な知識や経験がなくても働ける仕事が多いため人気の職種です。
体力勝負というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、担当する仕事によっては体力を必要としない場合も多くあります。ピッキング作業や、仕分け作業や、ラベル張りや梱包などは女性も多く活躍しています。
週5日フルタイムで働くことも可能ですが、勤務日数や時間が短くてもよい場合が多いため、予定が組みやすいのも特徴です。ダブルワークをしている人や、育児や家事に忙しい主婦も働きやすい職種です。空き時間を活用して収入を得ることができます。
一人で黙々と作業するので、人と会話をするのが苦手な人も安心して働けます。職場の人間関係の難しさがないのも特徴です。同じ作業を繰り返して行うことが多いため、集中力や気力が必要になる場合があります。
経験者からは一日中立ちっぱなし、座りっぱなしなど同じ体勢で働くこともあり足腰に負担がかかるとの声もありました。慣れるまでは少し大変かもしれませんが、マニュアルに沿った作業が続くため繰り返しの作業が苦にならない人にはおすすめの仕事です。
工場は交通の便が悪い場所に建てられていることが多くあります。工場派遣で働く場合は、派遣会社が寮として住む場所を用意してくれるのも特徴です。光熱費や水道光熱費も派遣会社が負担してくれる場合が多いので、自宅から工場が遠く、通勤が難しい場合でも、寮を利用すれば働くことができます。
工場派遣の時給相場
工場派遣で働いた場合、時給はどれくらいなのか気になる方も多いでしょう。勤務内容や勤務する工場によって賃金は変わり、最低賃金は都道府県別に定められています。そのため今回は工場派遣のおおよその時給相場を紹介します。求人を比較する際の目安にしてみましょう。
ラベル張りなどの軽作業
ラベル張りなどの軽作業は、集中力と体力を必要としないため、時給はほかの工場派遣の仕事よりも安く設定されています。時給はおよそ1,000円から1,200円くらいです。
組立作業や検査、検品作業
機械を図面通り組み立てたり、部品を取り付けたりする組立作業や、正常に動作するか、異物の混入がないかを確かめる検品作業は集中力や体力を必要とします。時給はラベル張りより高く設定されていることが多く、およそ1,000円から1,500円です。
自動車、半導体工場のライン作業
自動車や半導体は需要が高く、会社の業績もよい場合は時給も高めに設定されることが多いです。およそ1,400円から1,800円です。
経験者、資格保有者
経験者は未経験の人より、仕事をスムーズに進められる可能性が高いため時給が高めに設定されています。仕事に役立つ資格を保有している場合は、資格手当の支給やほかの人よりも高い時給を得られます。時給はおよそ2,000円前後です。
工場派遣の時給をアップさせるコツ
工場派遣でなるべく高い時給で働くにはどうすればよいのか気になっている方もいるのではないでしょうか。工場派遣の時給をアップさせるコツについて紹介します。
自動車メーカーや半導体メーカーで働く
たとえば自動車メーカーや、半導体メーカーなど需要の高くて、業績のよい会社であれば時給が高くなります。製造業で今どの分野の業績がよいのか調べたうえで仕事を探してみるとよいでしょう。自分の住んでいる地域で業績のよい工場や会社がないかを調べるのも時給をアップさせるコツになります。
同じ求人を何社かの派遣会社で比較する
同じ工場で、同じ作業をする場合でも、登録している派遣会社によって時給が変わることがあります。その差は100円ほどになることもあります。1か月の労働量に換算すると、同じ作業内容でも登録している派遣会社によって、給与に大きな差がでます。
派遣先での時給は、派遣会社の営業担当者の営業力や、派遣先と派遣会社のこれまでの信頼関係で決まるといわれています。仕事を探す場合は複数の派遣会社に登録して、同じ求人がないか調べることが大切です。
比較をして時給のよい派遣会社から仕事に応募しましょう。同じ勤務先であっても派遣会社によって交通費が支給される場合、支給されない場合があるので求人の内容をよく比較してから応募しましょう。
夜勤をする
深夜帯に勤務をすると時給に25%上乗せした給料が支給されます。予定や体調に問題がない場合は夜勤で働けば効率よく稼ぐことができます。
正社員登用を目指す
工場派遣として、就業先で働いている場合でも正社員登用制度を用いて正社員になるという道もあります。正社員になれば給与が上がる場合もあり、ボーナスも支払われます。一定期間の就業と上司からの評価が必要なため、真面目に働き努力が認められた場合は登用制度を利用できる可能性があります。
資格を取得する
仕事で役立つ資格を取得すれば資格手当がもらえる場合があります。派遣会社の資格講座やキャリアアップ制度を利用して資格を取得するのもおすすめです。フォークリフト運転技能者や玉掛技能者は工場や倉庫、自動車工場などで役立つ資格です。資格取得を目指している場合はチャレンジしてみましょう。
まとめ
工場で働く派遣社員の時給はどれくらいか紹介しました。体力や集中力を必要とする作業は時給が上がることがわかりました。ラベル張りなどは時給が低く、組立作業や検査作業は少し時給が高く設定されています。業績のよい会社や需要の高い分野であれば、時給が高く設定されている場合もあるので分野や会社で絞って仕事を探すのもよいでしょう。
資格保有者は時給を高めに設定されているので、資格を取得すれば時給がアップする可能性があります。体力や集中力がある場合は組立作業や検査作業、自分の無理のない範囲で働きたい場合はラベル張りなどの仕事を選ぶとよいでしょう。